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ランジェリー騎士団
第5章 ランジェリーアーマーの秘密
「これが魔法ですよ……ククッ……そのランジェリーアーマーに織り込まれた服従の魔紋の刺繍……貴女は、それを身に着けている限り、主人の命令に逆らう事は出来ない」
「ば……馬鹿……な……!」
だが、フィガロの言う通り、自分の意志では指先一本、震えさせることすらできなかった。
「さあさあ、しかしそのせっかくの刺繍も、このような無粋なものを上に羽織られておっては可哀相というもの、どうぞ余分なお召し物をお脱ぎになって、このわくしめにもう一度、貴女の美しい姿を拝ませて下さい。謁見の間でお見せ頂いたように……ヒヒッ」
自分の腕が勝手に動いて革鎧を外し出したことで、フェレリーはそれが新たな命令だということに気づいた。
「うっ……ああっ……や、やめ……やめて……!」