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身体交姦 〜由美と朋子の物語〜
第1章 男根様
由美は疲れた体を引きずる様にして朋子の部屋の床にへたり込んだ。

今日1日に起こったことの衝撃にまだ頭は混乱し不安で胸が締め付けられる様だった。

不思議な神社で気を失った2人は気がつくと社殿の床に敷かれた布団の上で横にされていた。

目覚めた由美はぼーっとした頭で隣に寝かされた女の顔をしばらく見つめていたが
次の瞬間とても奇妙なことに気づいた。

そこに寝ているのはまぎれもない自分自身だった。

(なに?何なの?あれは誰?)

由美はゆっくり布団を這い出ると自分そっくりの女に近づいていった。

見れば見るほど似ている。

じーっと見つめているとその女がゆっくりと目を開いた。

2人の視線がガッチリと合い
次の瞬間由美にそっくりな女は大声をあげた。

「あんた誰よ!!」

不意打ちに驚きながらも由美は言葉を返した。

「私は黒沢由美って言います。あなたは誰?」

努めて丁寧に言葉を返すが、相手から返ってきた言葉は激しかった。

「あなたが由美ちゃんなわけないじゃない!ふざけるのも大概にしてよね!」

私が由美じゃない?

何が何だかわからず頭がクラクラした。

「由美ちゃんは私の親友なのよ!あんたこそ私と同じ服まで着て
なにがしたいのよ!」

自分そっくりな女がさらに畳み掛けてくると由美はあることに気づいた。

自分と同じ顔、同じ声で話す女の話し方には聞き覚えがあった。

「と、朋子?」

信じられない思いで由美は聞いた。

「ゆ、由美ちゃん?」

女も目を丸くして由美を見つめる。

由美がとっさに自分の着衣に目をやるとそこには先ほどまで朋子の着ていた
派手な色合いのカットソーが目に飛び込んできた。

体を起こした由美にそっくりな女もよく見れば由美が着ていた服を着ている。
まさか、そんなはずはない。

ある着想を由美は必死で拒絶しながら自分のバックを探した。

枕元に置かれたバックをもどかしい思いで開けると中から手鏡を取り出し
開いてみる。

鏡に映っているのはまぎれもない朋子の顔であった。

「わ、私朋子になってる!」

手鏡が手から滑り落ち、由美は確かめる様に自分の顔を指でまさぐった。

肉の薄い朋子の顔の感触は触り慣れた自分の顔とは明らかに感触が違っていた。

「そんな、なに言ってるの!」

悲鳴の様な声をあげ、由美に似た女が手鏡を覗き込んだ。






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