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親知らず
第1章 夜の声
「何してるの?」

と声を潜めて問う…。

「いや…」
「ふぅん。パパとママ、sexしてるんだ。」
「…。」

思わず部屋に引きずり込んだ。

パタンッ…

「お、お前、な、なに言って…」

慌てふためく俺に対して…

「だって、私、何度か見たことあるもん。ふたりが何をしてるのかは、学校で習ったし。」

最近の小学生は!!
って、俺もまだ小学生だった。

「あっ、私、トイレ行くんだった!」

バタンッ…ドタドタドタッ…

わざと大きな音をたてて、部屋を出ていった。

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