• テキストサイズ
ランジェリーの勇気
第2章 破




自分自身の性格を変えるのは至難の業だ。自己啓発セミナーをやっているわけではないのだから、そんなことはできるわけがない。できることといえば、人から見えない範囲で、変えられるものをひとつづつ、変えてゆくことだ、と。実にプラクティカルで合理的な考え方に、その時の彼女には思えた。

襦袢の着替えで彼女の下着姿を見たときから、「もったいない」と思っていた、と婦人は言った。とてもキレイな体つきなのに、下着のお洒落を知らないのだと。安い国産のランジェリーではなく、ヨーロッパの高級な下着をつけると、背筋がしゃっきり伸びて、自然と胸を張るようになるのだ、と婦人は言った。和装を生業(なりわい)としているから余計に、洋装の基礎である下着に、自分の興味はゆくのだ、と語った。



そして彼女はその教えを守った。


/10ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ