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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭

こんな時、年下だとかは関係ない。二十二歳の男の力は、美海の細腕一本くらいは容易くへし折ってしまいそうなほどである。
「―痛い」
あまりの痛みに、涙が滲んだ。
シュンがハッとしたように眼をまたたかせた。
「悪かった。ミュウ、ごめん。俺、何てことを―」
美海はシュンに掴まれていた手首をさすった。少し紅く跡が残っている。それほどの力だったのだ。
「本当にごめん。こんなに紅くなって。痛かっただろ」
シュンは狼狽え、しきりに謝った。
「―痛い」
あまりの痛みに、涙が滲んだ。
シュンがハッとしたように眼をまたたかせた。
「悪かった。ミュウ、ごめん。俺、何てことを―」
美海はシュンに掴まれていた手首をさすった。少し紅く跡が残っている。それほどの力だったのだ。
「本当にごめん。こんなに紅くなって。痛かっただろ」
シュンは狼狽え、しきりに謝った。

