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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭

しかし、それは彼の見込み違いだった。最後にハナの健康状態をチェックして大丈夫だと判断した彼は、牛舎を離れた。それから三時間後、様子を見にきた際、ハナは既に冷たくなっていた―。
「後で獣医師から聞いたら、ハナは軽い肺炎を起こしていたそうだよ。俺は全然、気づきもしなかった。俺が気づいてやっていれば、ハナは死ぬこともなかったかもしれないのに」
涙声に、美海はハッと顔を上げた。
「それで、あの夜はとことんまで落ち込んでたんだ。そんな時、ミュウが俺の叫びに気づいてくれた。だからかな、ミュウのことがどうしても忘れられないのは」
「後で獣医師から聞いたら、ハナは軽い肺炎を起こしていたそうだよ。俺は全然、気づきもしなかった。俺が気づいてやっていれば、ハナは死ぬこともなかったかもしれないのに」
涙声に、美海はハッと顔を上げた。
「それで、あの夜はとことんまで落ち込んでたんだ。そんな時、ミュウが俺の叫びに気づいてくれた。だからかな、ミュウのことがどうしても忘れられないのは」

