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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第3章 ♭ミュウとシュン~MailsⅡ~♭

五分も経たない間に返信があった。
良かった、やっと繋がった! 昨夜はホント、心配したんだよ。でも、ミュウの無事が判ったんで、安心した。もちろん、俺は逢うのは全然構わないけど、ミュウはこんな時間に良いの? シュン
美海はシュンにこれから始発の電車に乗るとだけ返信して、携帯を閉じた。
とにかく今は一刻も早くここから逃げ出したかった。琢郎との烈しい夜の名残をそここに残した、この濃密な空気の立ちこめた部屋から出られさえすれば良かった。
美海は寝乱れたダブルベッドから厭わしいものでも見るかのように眼を背け、急いで寝室を出た。

