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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第3章 ♭ミュウとシュン~MailsⅡ~♭

美海が駅に降り立った時、シュンは既にプラットフォームに立って待っていた。
夏の朝が明けるのは早い。太陽が今日もまた、梅雨明けまもない上天気を約束している。
今日もプラットフォームからは雄大な海が見渡せる。朝陽が真っすぐに海面に降り注ぎ、今日はサファイアブルーに見える海は宝石のようにきらめいていた。
「ごめんなさい」
電車から降りるなり、美海は謝った。
三両編成の小豆色の列車は玩具のようにガタゴトと走り去ってゆく。次第に遠ざかってゆく列車を見送りながら、シュンが首を振った。
「俺は良いんだ」
夏の朝が明けるのは早い。太陽が今日もまた、梅雨明けまもない上天気を約束している。
今日もプラットフォームからは雄大な海が見渡せる。朝陽が真っすぐに海面に降り注ぎ、今日はサファイアブルーに見える海は宝石のようにきらめいていた。
「ごめんなさい」
電車から降りるなり、美海は謝った。
三両編成の小豆色の列車は玩具のようにガタゴトと走り去ってゆく。次第に遠ざかってゆく列車を見送りながら、シュンが首を振った。
「俺は良いんだ」

