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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第3章 ♭ミュウとシュン~MailsⅡ~♭

迂闊だったと思う。まさか琢郎がこんな場所に吸い跡をつけているなんて、考えてもしなかったのだ。よりによって、夫との濃密な情事の名残をシュンに見せてしまうなんて、自分は何と愚かなのか。
シュンだって、子どもではないのだ。あれが何を意味するかは十分すぎるくらい判っているだろう。シュンは美海が結婚していることを知らない。だからこそ、美海にプロポーズまでしているのだ。そんな彼が美海の身体に刻み込まれた他の男の痕跡を歓ぶはずがないではないか。
シュンだって、子どもではないのだ。あれが何を意味するかは十分すぎるくらい判っているだろう。シュンは美海が結婚していることを知らない。だからこそ、美海にプロポーズまでしているのだ。そんな彼が美海の身体に刻み込まれた他の男の痕跡を歓ぶはずがないではないか。

