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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第3章 ♭ミュウとシュン~MailsⅡ~♭
 車内はずっと重い空気が漂っていた。十数分が経った頃、やっとシュンが口を開いた。
「この車、十日前に慌てて買ったんだ」
 しかし、その口調は何か喋らないといけないから喋ったという感じがぬぐえない。
「そうなのね」
 美海もまた何か応えなければという想いから無難な相槌を打った。
「彼女が遊びにきたときに、車も持ってないんじゃ、ちょっと格好つかないだろ」
「―」
 それには応えようがない。
「何だか申し訳ないような気がするわ」
 考えた末、やっと適当そうな応えが出てきた。
「中古だし、そんなに気にしなくて良いよ」
 後はまた、ひたすら沈黙が続く。
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