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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第3章 ♭ミュウとシュン~MailsⅡ~♭
 シュンは市内に自宅はあるが、大学に通うのには少し不便なので、大学の近くに下宿しているのだ。
 案内されたシュンの部屋は、六畳ほどのすり切れた和室と小さな流し場、お風呂とトイレがあるきりのささやかな住まいだった。
「お邪魔します」
 控えめに声を掛けて中に入ると、シュンがいきなり訊いてきた。
「コーヒーでも飲む?」
 美海は首を振る。もう半月以上も続いている嘔吐感がまたぶり返してきていた。コーヒーなんて、とても飲めそうにない。
「ごめんなさい、折角だけど」
「じゃあ、お茶? それともオレンジジュースくらいならあると思うけど」
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