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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第3章 ♭ミュウとシュン~MailsⅡ~♭

シュンにしてみれば、当然の疑問だ。むしろ、遅すぎた感がある。普通なら、もっと早い段階でなされているべきはずの質問なのだから。
これは一つのチャンスであった。今なら、すべてを洗いざらい話し、これきりにできる。
美海が元いた世界へ―若い男との束の間の夢の世界から抜けだし、穏やかだけれど、退屈極まりない日常へと戻る絶好の機会ではないか。
「ごめんなさい、シュンさん。私は」
覚悟を決めて口をひらいたまさにその時、何を思ったのか、シュンが遮るように言った。
「言いたくないんだね。ごめん。もう謝らなくて良いよ。俺は別に無理に訊きだそうとは思ってないから」
少し意表をつかれ、美海は眼を瞠った。
これは一つのチャンスであった。今なら、すべてを洗いざらい話し、これきりにできる。
美海が元いた世界へ―若い男との束の間の夢の世界から抜けだし、穏やかだけれど、退屈極まりない日常へと戻る絶好の機会ではないか。
「ごめんなさい、シュンさん。私は」
覚悟を決めて口をひらいたまさにその時、何を思ったのか、シュンが遮るように言った。
「言いたくないんだね。ごめん。もう謝らなくて良いよ。俺は別に無理に訊きだそうとは思ってないから」
少し意表をつかれ、美海は眼を瞠った。

