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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第3章 ♭ミュウとシュン~MailsⅡ~♭
「何か食べる?」
 美海は力ない笑みを浮かべた。
「本当に食欲がないの。何も食べられそうにない」
 シュンが形の良い眉をかすかに顰めた・
「ちょっとよく顔見せて」
 まじまじと見つめていたかと思うと、小首を傾げた。
「この間逢ったときよりも痩せてない?」
 美海は少し笑った。
「鋭いのね。確かに、ちょっとだけ痩せたの」
 七月最初の日曜、シュンと逢ってから二週間が経っている。その間に、美海は三キロ痩せた。
「駄目だよ。それでなくてもこの殺人的な暑さだもの、食べたくなくても食べなくちゃ。待ってて、今、雑炊でも作るから」
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