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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第3章 ♭ミュウとシュン~MailsⅡ~♭

シュンは美海の言葉を笑い飛ばした。
「まさか。そりゃあ、女の子と付き合ったことがないと言えば嘘になるけど、前の彼女と別れたのはもう四年前になるよ。それからは全然、哀しいくらいに女っ気なしだもんな」
「立ち入ったことを訊くようだけど、何で別れたの?」
シュンが嬉しげに相好を崩した。
「なに? ミュウは嫉妬してるんだ?」
美海は頬を膨らませた。
「気にならないはずはないでしょ」
自分でも判ってはいた。自分は本当は、彼にこんなことを言う資格は微塵もないのだと。美海はシュンの彼女ではないし、ましてや、将来的には何の約束もできない立場なのに、彼を束縛する権利なんてあるはずがない。
「まさか。そりゃあ、女の子と付き合ったことがないと言えば嘘になるけど、前の彼女と別れたのはもう四年前になるよ。それからは全然、哀しいくらいに女っ気なしだもんな」
「立ち入ったことを訊くようだけど、何で別れたの?」
シュンが嬉しげに相好を崩した。
「なに? ミュウは嫉妬してるんだ?」
美海は頬を膨らませた。
「気にならないはずはないでしょ」
自分でも判ってはいた。自分は本当は、彼にこんなことを言う資格は微塵もないのだと。美海はシュンの彼女ではないし、ましてや、将来的には何の約束もできない立場なのに、彼を束縛する権利なんてあるはずがない。

