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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第3章 ♭ミュウとシュン~MailsⅡ~♭
 美海が紅くなると、シュンの瞳がいっそう優しげに細められた。
「そんなことない。凄く可愛い。それに、ミュウはまだまだ十分若いよ。だって三十二だろ」
 美海の胸がまたツキリと痛む。自分はこの優しい青年を騙している。本当は自分は三十二歳なんかじゃない。三十九歳にもなる、冴えないただのオバさんなのに。
 それに。美海の胸許のアザに気づいていないはずはないのに、あれから彼は何も訊いてこない。つまり、シュンは気づいているのに、わざと気づかないフリをしているのだ。
 美海がまた物想いに沈みそうになった時、シュンが唐突に言った。
「ミュウ、ちょっと」
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