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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭
「よく来たね。ミュウから返事を貰ったときは、嘘かと思って何度も頬をつねったよ」
「シュンさんったら、オーバーね」
 美海が笑うと、シュンが照れたように頭をかいた。
「だって、四日前の君の様子では、到底OKが出るとは思わなかったからさ」
 美海はそれには曖昧な笑みで返すにとどめた。
「荷物は俺が持つよ」
 美海の下げたボストンを素早く引き取り、自分のボストンと両手に持って歩き出す。
 シュンの車はいつもの駐車場に停めてあった。黒い見憶えのある軽自動車に二人して乗り込み、一泊二日期間限定の旅が始まった。
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