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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭
「私はそんなつもりで来たのではないのに」
 ミュウの眼にまた涙が滲んだ。
「そんな馬鹿げた言い分が通じるとでも思ってるのか? それとも、最初から俺をからかうつもりでこの旅行に応じたっていうの?」
 シュンが言い終わらない中に、三〇一号室と記されている扉が開いた。五十過ぎの男が胡散臭げに二人を眺めて通り過ぎていった。
「とにかく中に入ってから話そう」
「いやよ、中には入らない」
 しかし、シュンの圧倒的な力の前では、美海の抵抗など難なく封じ込められてしまった。
 美海は引きずられるようにして向かいの部屋に引き入れられた。
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