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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭
 美海は何も言えなかった。シュンもまた敢えてその話を続ける気はなかったらしい。それは最初から美海が応えを返さないのを承知で、その話を持ち出した風にも見える。
 その夜、美海とシュンは一つのベッドで眠った。ナイトテーブルのスタンドが照らす室内は淡い闇に満たされている。寄り添い、手と手をしっかり繋ぎながら、二人は飽きることなく色々な話をした。
 小さな頃のこと。これまで生きてきた中で経験した嬉しいこと、哀しいこと。
 美海もシュンと出逢ってから初めて自分のことについて話した。もちろん、琢郎との出逢いや結婚生活については触れず、少女時代やOLとなってからの話に限られたが。
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