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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭
「俺にとって、美海はいつまで経っても可愛い女の子のままだよ」
 これには美海が微笑む番だ。
「シュンさん、私が何歳だと思ってるの? 私、あなたが思うほど本当は若くはないの」
「到底見えないけど、三十は過ぎてるんだよね」
「三十九よ。どう、愕いたでしょう、っていうか、腹が立つわよね。あなたには最初から三十一、二だとしか言ってなかったもの」
 シュンの少し笑いを含んだ声が薄闇の中から聞こえてくる。
「言い古された科白かもしれないけど、人を好きになるのに年齢なんて関係ないよ。君は十分魅力的だ、君が四十歳でも二十歳でも、俺は君という女に恋をして好きになっただろう」
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