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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第1章 ♭眠れぬ夜♭
「私がしたいから、付き合ってやるですって? よくもそんな思い上がった科白が言えるものね。あなたとやることが、そんなにありがたがるほど良いものだと、あなた、本気で思っているの? ただ突っ込んで出して、それで終わり。感じるも何もあったものじゃない。自分だけ終われば、はい、今夜はおしまい。そんなので女が満足できると思う?」
「お前―」
 琢郎の握りしめた拳が戦慄(わなな)いている。
「俺が下手くそだ、女をろくに感じさせられもしない男だと、お前はそう言うのか?」
「私だって、ここまで言うつもりはなかったわ。でも、あんまりでしょ。不妊治療していたときだって、あなたはいつもこうだった。お医者さまから教えて貰った排卵日だから、私が誘ったのは判っているのに、お前は好き者だ、やりたがりの淫乱女だとか、色々と酷いことを言ったじゃない?
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