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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第1章 ♭眠れぬ夜♭
 痛みにじんわりと涙が滲んでも、琢郎は容赦なかった。今の夫の頭には美海の身体を奪うことしかないようだ。
 それから二時間に渡って、琢郎は美海を幾度も抱いた。美海がどれだけ訴えても―最後には泣きながら止めてと頼んでも、琢郎は何ものかに憑かれたように美海を犯し続けた。
「どうだ? これでもまだ、俺を能なしだと言うのか?」
 琢郎の満足しきったような表情が酷く醜く歪んで見える。
 美海は何も言わなかった。言えるような状態ではなかったからだ。しばらく火照る身体をベッドに横たえながら、ほんやりと天井を見上げていた。
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