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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭

別にこれらのことは美海が訊きだしたわけではなく、瞬自らが語ったことだ。どうやら、今のメールでも判るように、彼は〝ミュウ〟という架空の女の子―つまり自分のイメージどおりの若い女性を勝手に作り上げているらしい。更には厄介なことに、その架空の〝ミュウ〟という女の子を彼女扱いし始めている。
だが、瞬だけを責められはしない。美海はとりたてて彼に嘘を言ったわけでもないし、思わせぶりな科白を言ったわけではない。だが、本名も年齢も既婚であるということも告げずに、曖昧なままで瞬とメールをやりとりしている。こんな状態では、彼が勘違いをしてしまうのも無理はない。
だが、瞬だけを責められはしない。美海はとりたてて彼に嘘を言ったわけでもないし、思わせぶりな科白を言ったわけではない。だが、本名も年齢も既婚であるということも告げずに、曖昧なままで瞬とメールをやりとりしている。こんな状態では、彼が勘違いをしてしまうのも無理はない。

