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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭
でも、もう後戻りはできない。それに、美海は判っていた。シュンに逢いたいと言われたって、美海自身にその気がなければ、やはり断っていただろう。どうしても断り切れなかったというのは言い訳でしかなく、その裏には、一度、彼に逢ってみたいという想いが潜んでいたのは否定できなかった。
要するに、美海は自分自身でシュンと逢うという決断を下したのだ。誰のせいにもできないのは自分でもよく知っていた。