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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭
「やったね」
 ここまでくるのに一時間は要している。
「乳搾りもなかなか手強いのねえ」
 素直な感想を口にすると、シュンは頷いた。
「見てるだけなら簡単そうなんだけど、これがなかなか骨が折れるんだ」
 乳搾り体験の後は、子牛に触ってみる。最初、美海は恐る恐る手を伸ばした。
「大丈夫だよ、とても大人しいから。暴れたりしないんだ。触ってごらん」
 やっとの想いで子牛の背に触れると、すべすべした毛並みに当たった。
「ミュウと同じ名前を貰ったから、きっと美人になるぞ、お前」
 まるで本当の我が子に対するように話しかけている。この牛の親子は特にシュンが眼をかけているといるというから、納得はできる。
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