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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第2章 ♭ミュウとシュン~MailsⅠ~♭

「可愛い」
子牛のミュウに頬ずりする美海を、シュンが満足そうな面持ちで眺めている。
牛舎に二時間くらいいて、二人は再び軽トラに乗り込んだ。次にシュンが美海を連れていったのは海岸だった。
駅から眺めた海はコバルトブルーに見えたが、今、海岸に佇んで臨む海はセルリアンブルーに色を変えている。白い砂を絶え間なく寄せる波が洗い、はるか遠くの水平線の向こうにはソフトクリームのような入道雲が大きく見えていた。
見上げる空は眩しいほど蒼く、海の色に負けないほどの鮮やかさである。砂浜にはレモンイエローの向日葵が何本も群れ咲いていた。
子牛のミュウに頬ずりする美海を、シュンが満足そうな面持ちで眺めている。
牛舎に二時間くらいいて、二人は再び軽トラに乗り込んだ。次にシュンが美海を連れていったのは海岸だった。
駅から眺めた海はコバルトブルーに見えたが、今、海岸に佇んで臨む海はセルリアンブルーに色を変えている。白い砂を絶え間なく寄せる波が洗い、はるか遠くの水平線の向こうにはソフトクリームのような入道雲が大きく見えていた。
見上げる空は眩しいほど蒼く、海の色に負けないほどの鮮やかさである。砂浜にはレモンイエローの向日葵が何本も群れ咲いていた。

