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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第10章 しのちゃんの受難(六)
気持ちいい。
背中にクッションがあるから、上半身が少し起き上がっている。宗介が胸を揉み、甘噛みし、舐めている様子がよく見える。
少し強めに噛まれてピリッとした刺激を与えられると反射的に目を閉じてしまうけれど、優しくされている間は宗介を見下ろすことができる。
宗介は、時折こちらへ視線を寄越す。宗介の上目遣いと目が合うと、かわいいなと思う。母性本能とやらがくすぐられるのだろうか、もっと見ていて欲しい、もっと見つめ合いたい、と思ってしまう。
でも、それは母性ではない、気がする。
「あっ、ふ……ぅん」
短い髪を撫でる。少し硬い髪。ベタついたりはしていないから、シャワーを浴びたあとにセットはしなかったみたいだ。ワックスとかは必要ない髪質なのだろう。
鼻から抜けるような甘い声も、宗介にはたまらなく嬉しいようで、私が過剰に反応したところを何度も攻めてくる。
胸の両方の突起を好きなように弄びながら、宗介は空いた手をゆっくり下ろしていく。
「そ、すけ?」
「ん、大丈夫だよ」
するりとスカートの裾に近い足の内股を撫でられて、「ひあっ」と悦びの声が出る。シャワーを浴びる前までの行為を思い出すと、体の奥に火が灯されて、自然と腰が揺れてしまう。
「欲しい?」
私の気持ちを知ってか知らずか、宗介は意地悪く笑みを浮かべて見上げてくる。スカートをたくしあげながら、指をゆるゆると内ももに這わして。