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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第12章 しのちゃんの受難(七)
抱き合いながら性急なキスをして、舌を求め合う。宗介の舌を吸って唾液を嚥下すると、彼は嬉しそうに笑っている。
「小夜、今すぐ挿入(いれ)たい」
「今すぐは、難しいんじゃ?」
「小夜はキスだけでも濡れるよ」
それは仕方ない。キスは好きだし、触れ合うのも気持ちいい。そして、キスのあとの行為を想像したら、濡れてしまうのは普通のことだ。
「便利な体でしょ?」
「便利とは思わないけど、俺を求めてくれているってことだから、嬉しいよ」
「っふ、あ!」
シャツの裾からするりと指が侵入してきて、キャミソールの下の素肌を這う。
ブラ越しに頂きのあたりをぎゅっと押しつぶされると、刺激によってぷくりと先端が隆起してくる。その硬さに気づいて、宗介は口角を上げる。
「乳首、弱いよね、小夜」
「ん、ふっ、あっ」
「あー、その顔たまんない」
自分がどんな顔をしているのかなんてわからない。でも、たぶん、欲しがっている。
キスして欲しい。
触って欲しい。
舐めて欲しい。
挿入て欲しい。
イッて欲しい。
私の体で、気持ち良くなって欲しい。
「そーす、っあ!」
「あぁ、かわいい。ずっとその顔見ていたい」