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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第12章 しのちゃんの受難(七)
ぴちゃぴちゃと水の音。雨ではなく、宗介がわざと出している卑猥な音だ。
私は唇を噛み締めて、快感に耐えている。声を殺している。
「小夜、まだイッちゃ駄目だよ」
「っっい! うぅっ、ん!」
肉芽を周りの肉ごとパクリと口に含み、舌でゆっくり突起を舐られる。舌が動くたび、腰が、浮く。
それを押さえつけるかのように、膣内に指が挿入(いれ)られている。
襞を擦り、敏感なところを引っかいて、指は縦横に動く。
愛液を溢れ出させるための指は、いつの間にか三本に増えている。
「もう三本も咥えちゃって……欲しい?」
「ん、ん、っほしっ」
「だーめ。まだあげない」
三本の指よりも、宗介の硬くて太いものが欲しい。
熱くて大きなもので、私の中をもっと満たして、もっと蹂躙して欲しい。
けれど、駄目と言われて、膣内が切なく疼く。私の中がきゅうきゅうと締めつけているのに、宗介が気づいていないわけがないのに。
だから、私は宗介の髪をくしゃくしゃにしながら、決定的な快感が与えられるのを待つしかない。
「そーすけぇ、あっ、っ、はぁ」
「もっと欲しがってよ、小夜」