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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第12章 しのちゃんの受難(七)
「奥、すごい。ぎゅうぎゅうだ」
「アッ、ん、あ、ぁっ」
「すぐイキそうだから、体位変えるよ」
宗介が私の腕を引き寄せる。上半身ごと宗介に抱きついて、座ったまま交わる。
対面座位も、好き。深くは繋がれないけど、肌が触れ合うことによって、抱き合っているという満足感がある。
「って、わわわ」
宗介の体がいきなり後ろへ倒れるものだから、私の中の肉棒の角度が変わる。
クッションを背に、宗介はニヤリと口角を上げて、微笑む。
「小夜、動いて」
騎乗位。宗介とは初めての体位だ。
だから、なのだろう。イキたくないからとこの体位をチョイスしたようだけど、宗介は何もわかっていない。
「……好きに動いていい?」
「うん」
「じゃあ、頑張って――耐えて」
宗介、負けないでね。