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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第16章 しのちゃんの受難(十)
宗介の先端が私の肉芽をつつく。びくりと腰が揺れる。ぐりぐりと押し付けられると、また愛液が溢れ出てしまう。
欲しくてたまらない。
「小夜」
「……きて」
「ん? 聞こえないよ?」
「おね、がい、宗介ぇ……中に挿入て」
「何を? どこに?」
カッと顔が熱くなる。
何を、どこに? 言わせたいの?
肩越しに宗介を睨むと、彼はニヤニヤと笑いながら、腰を揺らしている。
「ほら、小夜。言って。何をどこに挿入て欲しいの?」
「……酷い」
「言わなきゃ、このままここで出すよ」
「酷い!」
一度生まれた熱は、なかなか引かない。それどころか、羞恥心を煽られて、一層熱くなる。
……言わなきゃ、駄目なの?
「宗介、早くっ」
「だーめ。言って、小夜」
蜜口でぬるぬる動く宗介の熱は、あと少し角度を変えるだけできっと簡単に中に挿入ってしまう。
けれど、宗介が腰をしっかりと押さえつけているから、私から彼を迎えに行くことができない。
あぁ、もう……こんなふうに焦らして追い詰めないで。本当に、つらい。