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君がため(教師と教育実習生)《長編》
第16章 しのちゃんの受難(十)
ぐっと硬さを増して奥に押し進められた熱棒に、私の中が反応する。熱の先端に私の奥が抉られ、急に甘い痺れが訪れる。
あぁ、好きだ。好き、だなぁ。
「里見く、好きっ」
「あ、だめ、それ、すぐ来る」
「さと、み、く、すき」
本当は、もっと抱き合っていられたらいいのに。さすがにここでは、難しい。
だから、彼の熱を一箇所だけで感じて。
「小夜せんせ、イク、ごめん、イッちゃう」
「わたし、もっ……っあ!」
甘くて深い闇が訪れる。
びくんとうねる膣内が、宗介の肉棒を飲み込んで、その白濁とした液体を絞り取る。
何度も何度も中が震えて、腰が揺れて、そのたびに宗介が甘く声を漏らす。
「宗介、好き」
「……それ、毎日、言って」
体を捩って肩越しに宗介を見ると、汗をかきながらも嬉しそうに微笑んでいる彼と目が合う。
「どう、しよっかな」
「言ってよ、小夜。俺、毎日頑張れるから」
「何を?」
「勉強も、バイトも、ナニも」
宗介は手早く楔を抜き去って、お互いティッシュで後処理をして。
「宗介、好きよ」
「俺も、小夜が好き」
ほぼ全裸で抱き合ったまま、宗介は私の耳元で囁く。
「ここでするときは、先生と生徒、って設定だと燃えるね」
……今、決めた。
二度目は、ないっ! もう二度と、絶対に、欲には負けない!
「初めて生で中出しするのもここにしようかな」
宗介の卑猥で最低な計画は聞かなかったことにして。