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禁断背徳の鎖外伝・遅咲き桜-
第3章 孤独-切れない葛藤
「5日の休みなら、米国にも行けましたね…」
ただし、行ってどうなる訳でも無く、ただ美紀様の顔を見て、少し話をして帰って来るのが関の山。
顔を見れば安心は出来る、話せば近況くらい聞く事は出来ようが、それで私の心は満足出来るのか?
会長という枷が外れて、美紀様と会ってしまったら、私は自身を抑え切れるのか??
答えは分からないが、予測的に良い感じはしない…
渡米の時に、新島さんに触れてしまったのが、きっかけになってしまったのか、最近の私は自身の欲を持て余している時がある。
美紀様に触れられ無いのならば……
何度考えた事だろう…
どの女性でも良い‥ぬくもりに触れたい‥‥と・・・
「・・・
不味い‥‥ですね私も・・・」
休暇という自由な時間、それも此処は私の事を誰も知らない北海道…
急に頭をもたげた考え‥女性に声を掛けて見ようか?
「・・馬鹿な事を……」
本当にそうなのか?
この心を、少しでも忘れる事が出来るのなら…
私の心の安定の為に…
揺れる考え…
女性をナンパ‥口説く事くらいは出来る、仕事柄口が上手くなければやっていけない。
そこから先は??
私の人生5本の指で足りるような、女性経験数…
とは言っても、人並みというか、普通というか…
青春時代なんて古臭い言葉だが、年頃の頃は周りと同じく性的な事に興味はあり、友達悪友達とアダルト動画とか回し見していた頃だってある。
これは男性的に普通だと思う…
逆に、性欲が無い成人男性見てみたい程、男なのだから性欲は付いて回る、どう処理するかは様々だろうが・・・
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