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禁断背徳の鎖外伝・遅咲き桜-
第4章 誘い-胡桃の思い出
「そう‥優しく……
女性の胎内は傷付きやすいから、でもちゃんと感じる場所は見付けるように、人によるけど性感帯を見つけて?
そこが凄く感じる」
「もう少し深く??」
「私の場合は…
ああっ! それっっ!!」
彼女の誘導通りに少し深めに指を差し入れ、胎内の上辺りを探っていたら、彼女の身体が気持ち良そうに跳ね、甘い声が部屋に響く……
此処が彼女の性感帯‥俗に言えばGスポットと言われる場所…
最低限の知識はあるが、こう本気で探った事は‥無い。
「ああ良いっ!
同時に此処も責めて…」
彼女の手が、私の空いている指を取って…
導いたのは淫核、親指の腹で胎内の指と一緒に動かしたら、感じた彼女の喘ぎ声が木霊する。
「はぁんっ! 凄く‥ このまま ああ! イッちゃいそう!!」
「ええ…
そのまま……」
先ほどの言葉を忘れたように、快感に身を浸す彼女…
このままイッってしまえば、彼女も楽なのだろう。
少しだけ責める指を激しくしたら、彼女の胎内が震える‥そしてキツく締まり・・・
「あっっああぁぁっ!!」
身体を硬くし、背をしらなせ、快感に震えながら絶頂にイキ弾けた…
女性がこう本気でイッた姿を見るのは初めてかも知れない‥それだけ私の知識の方が浅かったよう。
「はぁはぁ…
伊織さん直ぐ覚えちゃう…」
「そんな事無いですよ、くるみさんのお陰です」
指を離して、じっくりとキスを繰り返す…
こういう風に間を開けるのも大切と、彼女に言われた‥確かにイッた後は少し辛いだろう、そんな事すら気付けなかった。
私は女性の何を見ていたのだろうか?
ただ‥性欲の対象そうとしか捉えていなかった…
欲望を見い出し欲望を解消する捌け口‥美紀様以外は、そんな感覚しか持っていなかったのは確か。
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