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禁断背徳の鎖外伝・遅咲き桜-
第5章 誘惑-ピアノ演奏



「ではやはりフランス系の??」


「はい、フランスと日本のハーフです‥珍しいですか?」


今の国際的な時代、ハーフはそこまで珍しい存在では無い。



「いいえ…
普通だと思いますよ私は……」


そう言ったら、彼女の顔が明るく微笑んだ…



「こんな街では、なかなかそう言ってくれる人は少なくて…
あっ!
私、函館市内で店をやっているんです」


「店‥‥ですか?」


彼女が慌てて、鞄の中から名刺を1枚取り出して私に渡してくれる。



「リュカ・・・」


彼女の名前と同じ…
ジャンルから言えば、バー的な感じを受けのだが。



「私が何時もピアノを弾いています、もし宜しければお立ち寄り下さいね」


「考えては‥見ます…」


「では私はこれで……」


来た時と同じく、軽やかに去って行く彼女…
その後ろ姿を見ながら、どうしようかと考えてしまう。


時間は今晩一夜きり、だが‥何となく気になる彼女と彼女の演奏…
バーという場所で、どのような曲を弾くのか興味があるにはある‥さてどうしたものか……



ともかく、一度彼女の事は置いて、今度こそ遅咲きの桜見物へ……



「6月中で本当に桜が見れるとは・・」


向こうは4月に咲いて、今は緑色の木々しか無い…
2ヶ月も遅くに満開の桜、日本もまだまだ捨てがたいと思ってしまうのだが……



「・・本当に気分が良い……」


仕事仕事で忙しく、桜のシーズンは、本社との行き来の途中で車から見ていた程度。


屋敷にも桜はあるが、一々窓の外を見て歩いてなどいない…
満開の頃にチラ見した程度か??


だからこそ、今こうして桜を見たくなった…
私だとて、たまには雰囲気に浸かりたい事だってある‥‥普段あまり思わないのが玉に瑕なのは仕方無い。


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