この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖外伝・遅咲き桜-
第5章 誘惑-ピアノ演奏



(少しペースを落とさないと、本気で酔いますね…
それも少々不味い)


酔いやすいカクテル類を避けビールにはしているが、数を飲めば同じ事。


此処で本気で酔うのは都合が悪い、もう少し試してみたいのだから・・





酒と煙草で、どれくらい時間が経ったのだろうか??


彼女が本格的に私の隣に座り、酒を飲み出した…



「・・伊織って、どんな曲を弾くの?」


「基本はクラシックですね、後はオマケ程度‥そういう場が多かったとも言いますか‥‥」


「正統派…
クラシックばかりなんて、何処のご子息様かしら?」


「そんなのではありませんよ、ただ親が外交官‥それだけです」


「外交官‥だから私みたいのを見ても驚かないのね」


「私は綺麗だと思いますが‥ハーフは両方の良いところが表に出る…
リュカはまさに良いところばかりを取ったと、私は思いますよ‥その綺麗な翡翠色の瞳も…」



真っ直ぐに彼女の瞳を見詰める…
その翡翠のように輝く薄緑の瞳を一直線に……



「本当に‥そう言ってくれるのは嬉しいのよ…
観光の街で、外国人観光客は多いけど、こうしてハーフが暮らしているのは少ない‥‥どちらかと言えば好機の眼差し、それが一番多いわ」


「好機より、羨ましく見ている‥そう思えませんかリュカ?」


私も体験した事、海外の中の日本人の子供…
違う毛色に好機の眼差しは来るが、同じ言葉で話し、同じ行動を取っていれば、好機はやがて羨望に変わる。



「そういう考えは無かったわ…」


「海外居住で身に付いた事ですよ…
好機と羨望は紙一重、自身の思いと行動で如何様にもなる‥‥違いますかリュカ??」


「・・・
その通りだわ…
凄い目と感を持っているのね伊織って……」


その姿で、少し笑う仕草がまた・・


/49ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ