この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖外伝・遅咲き桜-
第5章 誘惑-ピアノ演奏



敢えて最後に名前を呼び、相手に印象を与える…
これも秘書仕事‥いや交渉術の1つで、会長が良く使う手。


随時会長に付いて仕事をしている内に、自然と私自身も身に付いていた。



「私はただ、自分の体験を言っているだけです、後にどう思うかはリュカ次第…
全てを悲観的に考えるより、少しでも妥協点を‥その方が良いと思いませんか?」


「その通りね…
妥協点はある‥私が気付かないフリをしているだけ、私が私を守る為に……」


「どう変わるか、変われるかは貴女の心1つ…
私はアドバイスしかできませんから・・」


「ええ‥それは分かる…
私はもう少し伊織と話がしたい‥‥最後まで居てくれるかしら??」


「・・リュカがそう望むのなら・・・」


絶対よ、そう言い彼女はまたピアノへ…
今のやり取りで完全に掴んだ、後は私のペースになりそうだ。


先ずは成功…
問題はその後だが、このままだと上手くいく‥とは思う。


私の中のもう1人の私…
秘書遠藤伊織を保ちながらも、1人の男として女性を誘おうとする黒い私・・


試した事が無いからどうなるか分からない、そして休暇が終われば試す機会など殆ど無い‥だからこそこのチャンスに試してみようと思った。


男としての私が、何処まで出来るのかを・・・







「・・宜しいのですか、従業員も皆帰したというのに??」


「大丈夫よ…
この店のオーナーは私だもの、みんなこのくらいじゃ気にしないわ」


店の営業が終わり、従業員も全員帰り、中には私と彼女の2人っきり…
多少落とした照明の中で、カウンター越しの語らい。



「もう1杯いかが?」


「・・そうですね…
もう1杯だけ……」


ずっとセーブして飲んでいるから、ほろ酔い程度で意識は保っている…
もう1杯飲んだところで、そこまで変わるとは思わない‥だから彼女の言うがままにしておく。


/49ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ