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Oshizuki Building Side Story
第6章 Flapping to the future!
 

 Syuu side


「――は? ごめん渉さん、今俺、理解不能に陥った。陽菜が、なんて言ってたって?」

 何度も留守電が入っていた渉さんに、ようやく電話が出来たのは、夕方の六時。

『俺は認めねぇぞ!? 俺の義妹は、カバだけだ。それ以外の女は絶対、認めねぇ!!』
「待って、待って。渉さん、話が見えないって」
『しらばっくれるな、朱羽! カバは全部見てるぞ!? お前が他のサムライガールとLINEやりとりしているのも、カバに手を出さなくなったことも!』

 サムライガールってなに?
 大体、なんで渉さんが俺と陽菜のプライベートを知って口を出せる?

 そしてようやく、混乱していた俺の頭が落ち着きをみせる。

「……渉さん、まさか……俺が浮気しているって、陽菜がそう渉さんに相談したっていうこと!?」
『当然だろうが!!』

 耳をつんざくような怒声。
 俺は僅かにスマホを離す羽目になる。

『なにやらかしてんだよ! 遊びたい年か!? お前、今でもずっとカバと結婚するするって俺に惚気ていたじゃねぇか! あれは嘘かよ!?』

 渉さんはご立腹だ。
 なんだかわからないけれど、一方的にまくしたてられると、俺が浮気したと責められているようで、いくら渉さん相手とはいえ気分が悪くなる。

 それに元々渉さんは陽菜を気に入っていたけれど、かなりのお気に入りだったとわかって、嫉妬の炎までもがめらめらと燃え上がる。
 ……彼に、溺愛している沙紀さんという女性がいるにしても。
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