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立ち会うことになったが俺の役目は特になかった。
第2章 ここから。
葵は、ほおを叩かれて目を覚ました。
もうすぐ、子が生まれでてくる。
猿ぐつわを噛ませてほしいと葵は言った。
さっき弱音を吐いたのが恥ずかしいのかもしれない。
部屋の天井からは洋室に似合わぬ産み綱が垂らされ、葵は全裸でそれを掴む。
いきみを逃す間に穴が閉まらないように、もとより締まりのいい葵のそこは、俺がたえず指でくつろげた。
葵は荒く息をして、しだいに子が下がってくる。
「そろそろ、いきむか」
俺が触れると、うなずいた。
「ふぅっ……んんっ」
震える体。細い腰の中で胎児が押し拡げている。
葵は強く綱を握り、穴のほうへ力を込めた。
「んんっ……ぅ……くっ」
しかしなかなか出てはこない。
俺は葵のちんぽに触れた。しごいて刺激すると葵が驚いた顔で見る。
「痛み以外もあったほうが出やすいかと思って」
根拠はないけど、相方のときもセックスしながら出産を促した。愛しくて我慢できなかった。
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