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短編集!クリスマス!クリスマス
第3章 色絵、情画から
「実、そろそろ、星形クッキー焼き上がるだろうからママにもらってきてごらん?」
「う…ん」
実は肩を落としてキッチンにいく。
「パパ〜持ってきたよ。」
僕はそれをてっぺんの星に翳し、キラキラ動かしながら結の手に近づけた。
ッキャッ…
飛び付いた結はそれを握り、口に入れてムシャムシャ食べる。
そして僕の肩に頭をコトンと乗せて食べ終えると、
「せ〜せ〜…っきっ」
何か言う。
まだ『ママ』と『まんま』と『めっ、めっ(だめ)』以外は何を言ってるかわからない。
コトン…
一度離した頭をもう一度、僕の肩に乗せ、
「せ〜せ〜…っき」
また繰り返す。
「う〜ん、結ちゃん何言ってるんだろう。」
「せ〜せ〜…っき」
ショボくれてクッキーをかじる実の顔がパッと晴れる。
「パパ〜、わかったよ、僕〜」
「何が?」
「結ちゃんが言ってること、」
「何?」
「『先生…好きっ』って言ってるんじゃない?」
「へっ?」
ちょうどその時いずみが紅茶を運んできた。
コトン…
「せ〜せ〜…っき」
いずみの顔が真っ赤になっていて、僕も結や実と目が合わせられなかった。
「う…ん」
実は肩を落としてキッチンにいく。
「パパ〜持ってきたよ。」
僕はそれをてっぺんの星に翳し、キラキラ動かしながら結の手に近づけた。
ッキャッ…
飛び付いた結はそれを握り、口に入れてムシャムシャ食べる。
そして僕の肩に頭をコトンと乗せて食べ終えると、
「せ〜せ〜…っきっ」
何か言う。
まだ『ママ』と『まんま』と『めっ、めっ(だめ)』以外は何を言ってるかわからない。
コトン…
一度離した頭をもう一度、僕の肩に乗せ、
「せ〜せ〜…っき」
また繰り返す。
「う〜ん、結ちゃん何言ってるんだろう。」
「せ〜せ〜…っき」
ショボくれてクッキーをかじる実の顔がパッと晴れる。
「パパ〜、わかったよ、僕〜」
「何が?」
「結ちゃんが言ってること、」
「何?」
「『先生…好きっ』って言ってるんじゃない?」
「へっ?」
ちょうどその時いずみが紅茶を運んできた。
コトン…
「せ〜せ〜…っき」
いずみの顔が真っ赤になっていて、僕も結や実と目が合わせられなかった。