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短編集!クリスマス!クリスマス
第4章 写性
訴えたのにグリグリと腰を回して押し付けてくる。

「だから、何か当たって痛いってば〜」

「これかい?」

クイクイと打ち込むような動きをさせて、既に大きくなっているモノを押し当ててくる。

「違うわ。」

ソレも当たっていたが、痛いのは違うものだ。

私はジョンの体をまさぐっていく、ガウンのポケットにその正体はあった。

「これだわ。」

「何だろう…Sae、取ってみて?」

ガウンのポケットに手を入れて取り出した。

「oh〜、サンタクロースは、Saeの靴下がないから、俺のポケットに突っ込んでいったんだな〜」

ジョンが抱き上げてリビングのソファーに連れていってくれる。

後ろからボブが二つのプレゼントBOXを持って着いてきた。

それぞれの箱を膝に置き、包みを開ける。

私のは手のひらに乗る小さな箱だった。

私から二人へのプレゼントは、職場のデスクに置く、フォトフレームと時計が一体になったもので、
既に庭で撮った三人の写真を入れてあった。

「これは、いつでも三人を忘れないでねってことかな?Sae〜」

とジョン。

「いや、いつまでも一緒に時を刻もうってことだよね。」

とボブ。

「どっちも!!」
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