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第2章 堕散る

今日はクリスマスイブ。
共に過ごす人のいない男たちが、高級な女達とのハプニングを期待して、店に訪れる。

入店自体が規制されるなか、さらに予約した客しか入れない。

体を張った女達が年末近いこの日に一気挽回を図り、またトップ維持を掛けて客をもてなす日なのだ。


恒例となっているシャンパンタワー、
そこにシャンパンを注ぐのは、トップを飾るハルトの元オンナと呼ばれるホステス。

自らの乳房を持ち上げ、その谷間の上にシャンパングラスを作れる女がシャンパンタワーの出来たテーブルの上に昇る。

タワーの輝きに負けないように、ガラスにも見える透け感のあるドレスを着ている。

細かいプリーツを寄せたオーガンジーのドレスに、グリーンと赤のクリスマスカラーのベルトで括れたウエストを絞っている。

その姿自体がシャンパングラスを逆さに繋ぎ合わせたようなドレスで、細いウエストから上に拡がるプリーツは、指を掛ければ上体全てが覗けてしまいそうなデザインだった。

スカート部分も太ももから透けていて、張り出たヒップから生え出ているとは思えないすらりとした長い脚が透けて見える。