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第2章 こんな服着てごめんなさい

(試しに、試しによ…)

恐る恐る手に取り下着は履かず身につけてみる。

(1枚で着るには短いかなぁ…タイツ……うーん)

全身鏡の前で前も後ろも確認してみる。立っている分には問題ないが、屈んだり背伸びをしたら見えてしまいそうだ。

(見えちゃったらどうしよう…)

タイツも引っ張り出したけど、そっと棚に戻す。
よく見るとニットの隙間から肌が少し透けて見える。

(もういいや！上も脱いじゃえ！)

腕を抜き器用にブラジャーを外し下に落とす。服を脱がず中の服を脱ぐ技術は女の子なら割と小さな頃から習得している気がする。

毛糸の微かな擦れが心地いい。
決して豊満とは言えない胸が下着の保護を失い本来の位置と大きさをニットが包み込んでいる。
体にぴったりフィットし、動くとそれに合わせて揺れる様子がよくわかる。

(よく見ると乳首もわかっちゃうかも…)

早く外に出たい。思い立ったらすぐ行動するのが私の癖だ。

ニット1枚では寒いのでコートを羽織る。