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第2章 こんな服着てごめんなさい

隣町のアニメショップに着いた。

(んーとたしか今期のやつだから…)

(あった！これかも)

棚の下の段にそれらしき商品を発見し、手に取る。

「あっ！」

(あぶない…履いてないんだった…気をつけないと見えちゃう)

コートに隠された胸元はいいものの、下は無防備だ。


『5点で2,700円になります』

会計を済ませ、店を出る。

(まぁ5個くらいあればきっと…ね)

甘い考えをめぐらせ、帰路につこうとする。

すると階段の表示が目に入った。

【3F AV/アダルトグッズ】

(えっ…)

鼓動が早まるのがわかる。胸が高鳴る。
自分のことは、自分がよく知っている。これは期待の高鳴りだ。

(ちょっと覗いて行こうかな……)