この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
隠しごと
第4章 遠淫
『しゃあないわ…ほら…ココ擦ってイきぃ』
右京のその声に、俺は先程握っていた部分を離し、擦られたあの日を思い出し、その動きをなぞるように動かす。
急激に高まる自身。
すぐにでも、達してしまいそうになる。
「右京ッ、イッ、…一緒、に…」
『…なんやそれ…ッ、恋人みたいなコト言わんといてや…ハッ…』
その時の俺はどうしてもそうしたくてねだる。
「右京ッ、…右京…ヒック」
『………ッチ……ッ』
お互いの荒い、吐息。
獣のようなアイツのそれに、俺の耳は犯されてゆく。
「フア…ッ、!右京ッ!ン――――!!」
『ック―――…!』
俺はそのまま達していた。
弾ける、白い熱。
銜え込んだ自分の指を何度も締め付けて、しばらく小さく喘ぎ続けた。