この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隠しごと
第1章 呟き

某ビル前


俺は年にあるかないかくらいのスピードで走っていた。傘が邪魔臭くて、まだ小雨なのをいいことに降りたたんだ。


「ハァ…ハァ…えっと…確かこの辺…」

荒い息をそのままに、辺りを見渡す。


見慣れた置物、若者たちが目印にするその場所で、ただ一人他とは違う空気をまとった青年がいた。

少し遠くから見ても端正な顔が分かる。
艶やかな少し襟足のある黒髪を流し、近くを行き交う女性達の視線を独り占めしていた。

彼女と待ち合わせか?リア充爆発しろ


劣等感に苛まれながら、俺は彼に背を向けそこに立ってメールを送った。

【件名:着いた

本文:なし】


チロリンチロリン♪

すぐ近くから音が聞こえてきてびっくりして視線をあげる。

目の前にあったのは


「…君がRYUくんやったんや。思ってたんと違うくてびびったわ」


ニコリと笑う、冷たくて綺麗な顔だった






/47ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ