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第1章 初恋

パタンッ…

「誰？」
「俺の彼女。凛、可愛いだろ？」

確かに、可愛かった。俺の周りには、居ないタイプ。

「つか、また変えたのかよ、糞兄貴！」
「お前、いちいち、糞糞つけんな。ばーか。俺、ちょっと出掛けてくる。」

バタンッ…

「はぁっ！！疲れた！！」

ソファに横になってる内に、眠ってしまった。

ヴッヴッヴッヴッヴッ…

「おわっ！？な、なに、この音。」

ソファの下から、音が聞こえて、手を伸ばして探った。

「携帯？糞兄貴のじゃねーな。」

知らない番号が表示されてた。

「もしもし？はい。いや、圭は、兄貴です。あっ！さっきの…」

糞兄貴の彼女からの電話。