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サキュバスちゃんの純情《長編》
第6章 花火と火花
「えっ、ちょっ、まっ、っ!? あっ! んっ!? んーーー!?」
奥に精液が吐き出されるのを感じてから、スマートフォンの画面をタップする。
普通に腰を振っただけで――いやまぁ少し速かったかもしれないけど、健吾くんはすぐに果てた。特別なことは何もしていない。普通だ。
「……七秒」
顔を手で覆って「反則だ……」と嘆いている健吾くんがかわいい。
セックスには反則も何もありません。
未だに中でびくびくと脈打つ肉棒がかわいい。搾り取れた、かな。
「ご馳走さま。たくさん出したねぇ」
「あかりさっ! なんて、ことをっ!」
「騎乗位?」
「ちがっ!」
唇を塞いで、舌を捩じ込む。途端に健吾くんはおとなしくなる。まだいい具合の硬さを保っている肉棒を感じながら、このまま二回戦を目論む。
「何なんだよ、もう……!」
「気持ち良かった?」
「……良すぎ」
素直で良いことです。
童貞は健吾くんが初めてではないけど、七秒は最速だったかなぁ。
何秒でイカせられるかを計るのは、結構楽しい。まぁ、最速は挿れた瞬間に出ちゃう湯川先生だけど……あれ? じゃあ、湯川先生が最速か。彼は私とするまで勃起不全だったから、童貞だったということだ。