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サキュバスちゃんの純情《長編》
第8章 兄弟の提携

「繋がるの、気持ちいいね、翔吾」
「無理、あかり、も……無理!」
「ん、もうちょっと我慢してみよう」

 無理無理うるさい唇を塞いで、そのときを待つ。
 翔吾くんの体が強張り、目をぎゅっと閉じる直前で、唇を離す。キスをしながらイキたかった翔吾くんが目を開けた瞬間に。
 ――とどめを刺す。

「愛してるよ、翔吾」
「――っ!?」

 どくん、と最奥に吐き出される精液の量は多い。いっぱい我慢した分だけ、いっぱい中に出る。
 熱を味わいながら、翔吾くんの目から溢れる涙を拭う。

「泣かないでよ、翔吾」
「だっ、て……!」

 今日は誕生日でもクリスマスでもない。でも、恋人になった日だ。特別な言葉くらい、贈ったっていいじゃないの。

「翔吾、愛してる」
「あかり、俺も! 俺も、愛して――」

 二階に聞こえてしまいそうな音量の声は塞いでしまって、ただ、今は、セックスの余韻を楽しもう。

 私の心と体に溺れてくれる人を愛しいと思う。
 恋なのか、愛なのか、情なのか、判断はつかないけれど……翔吾くんの腕の中は、腕に抱かれることは、確かに「幸せ」なことなのだ。

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