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サキュバスちゃんの純情《長編》
第12章 性欲か生欲か
「んっ、んんっ、ふあ」
ショーツをずらして挿入された肉杭が、膣内の浅いところを刺激する。挿れては腰を引き、ジリジリと欲を煽る。
もどかしくて腰を揺すっても、決して奥までは穿たれない、そんな意地悪をするのは翔吾くん。空いている手で肉芽すら擦ってくれない。ほんと、意地悪。
「っ、あ」
腹に張り付くほどに怒張した湯川先生の肉棒が私の口内を犯す。硬くて太くて、先走りが美味しい。舌の裏で亀頭を舐めると、湯川先生が切なそうな声を零す。その声がたまらなく嬉しい。もっと気持ち良くしてあげたくなる。
でも、奥までは咥えないようにしないと。先生はすぐイッてしまうから。
「望さん、そろそろ限界なんじゃ?」
「まさか」
隣の部屋にキングサイズのダブルベッドがあるのに、ソファで、始めてしまった。三人とも、限界だったのだ。
服は着たまま、最小限脱いだ状態での情事は、裸のときよりもいやらしい気がする。
「まさか」とは言っても、湯川先生はたぶんイク直前。早漏の先生に余裕はないはずだ。初めての、三人でのセックスは、そのシチュエーションだけでかなり興奮するから。
「じゃ、動いていい?」
「いや! ちょっ、と!」
翔吾くんは、湯川先生がかなりの早漏であることを知っているらしく、背後から聞こえた声にはからかうような色が混じっている。
ホテルでの下ネタ大会のときには話していなかったから、今日湯川先生が話したのだろう。新幹線の中で他に何を話したのか、本当に気になる。
「せんせ、一回、イク?」
「――っ、ダメ、あかり。それ、エロい」
上目遣いで先生を見上げるのはまずかったみたいです。ビクンと熱杭が震える。腰を引こうとする先生だけど、その腰に抱きついて、私がそれを許さない。