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サキュバスちゃんの純情《長編》
第12章 性欲か生欲か
湯川先生と目が合う。先生は短く「俺も」と微笑んで、私の太腿を強く掴む。激しく揺さぶられて、乳白色の湯がザバザバと波打つ。奥に熱杭の先端を感じる。湯川先生の眉間にしわが寄る。
ああ、ダメだ。イッてしまう。
「のぞむ、奥に、ちょうだ――あぁっ」
ビクンと体が震えた。膣内がきゅうと収縮し、一気に湯川先生の肉棒を締め上げる。先生は一瞬顔を歪めたあと、太腿を痛いくらい掴んで、最奥で精を吐き出した。
「はぁ、はぁ……あかり、だいじょぶ?」
「ん、だいじょ、ぶ」
二人で昇るのは、気持ちいい。不安定な場所でのセックスは、ちょっとドキドキしてしまう。
ハァハァと荒い息が浴室に響き、お互い熱の余韻の中で弛緩していく快感に打ち震えていた。
もうこのまま眠ってしまいたい。けれど、そうはいかない。
「あかり、気持ち良かったね?」
ぐいと体を抱き起こされ、ズルリと湯川先生の熱が抜け、「あぁ」と声が漏れる。
まだ余韻を楽しんでいたかったのに、翔吾くんのバカ。
湯川先生も抗議の視線を翔吾くんに向けるけれど、彼は気にしていない。私を自分の太腿に座らせて、その中央で存在をアピールしている肉杭を私の腹になすりつけてくる。
少し休ませて! イッたあとの二回目は、結構キツいです!
「次は俺の番ね」
翔吾くんのものは萎える様子もない。翔吾くん自身も吐くことはない。彼は、この状況を楽しんでいる。それがいいことなのか、悪いことなのか。私には判断できない。